Windows 11の切り取りツール|画面保存と録画を安全に使う方法

パソコンで困った画面が出たとき、スマートフォンでモニターを撮って送る。急いでいると、それがいちばん早く感じますよね。ところが、光が反射して文字が読めなかったり、肝心のエラー番号が小さかったり。説明する側も受け取る側も、あと一歩のところで困ります。💦

Windows 11の切り取りツールなら、必要な部分だけを画像にしたり、操作の流れを短い動画にしたりできます。画像は Windows + Shift + S、録画は Windows + Shift + R。まず覚えるキーは、この二つで十分です。

この記事では、スクリーンショットと画面録画の使い分け、保存までの手順、送る前に隠したい情報を初心者向けに整理します。いきなり本番の画面を使わず、個人情報のない練習画面で一度試すところまで進めます。

✂️ 切り取りツールは「必要なところだけ残す」道具

画面を残す方法というと、キーボードの PrtSc キーを思い浮かべる方もいるでしょう。ただ、画面全体を撮ると、関係のないウィンドウや通知まで入りやすくなります。

切り取りツールの良さは、最初から範囲を選べることです。Microsoft公式の切り取りツール案内では、画像について次の4つのモードが説明されています。

  • 四角形:マウスで囲んだ範囲を撮る
  • ウィンドウ:選んだウィンドウを一つ撮る
  • 全画面:画面全体を撮る
  • 自由形式:好きな形で囲んだ範囲を撮る

さらに、長方形で選んだ範囲を動画として記録する機能もあります。ボタンを順番に押す操作や、同じ不具合が起きるまでの流れは、一枚の画像より動画の方が伝わりやすいことがあります。

とはいえ、何でも録画すればよいわけではありません。止まった画面を見せたいなら画像、動きや手順を見せたいなら短い録画。私はこの分け方がいちばん迷いにくいと思います。

画像の切り取りは Windows + Shift + S

まずは、個人情報のない画面で練習します。Windowsの「設定」を開き、「システム」の画面などを表示してください。実在するメール、請求書、生徒名簿、顧客資料は練習に使いません。

  1. キーボードの Windows キーを押したまま、ShiftS の順に押します。
  2. 画面が少し暗くなったら、上部に出る切り取り方法から「四角形」を選びます。
  3. 残したい範囲の左上から右下へ、マウスでドラッグします。
  4. 撮影後に出る通知を押し、切り取りツールの編集画面を開きます。
  5. 必要ならペン、蛍光ペン、図形、トリミングを使います。
  6. 保存ボタンを押し、分かる名前を付けて保存します。

Microsoftは、切り取った画像が切り取りツールへ自動的にコピーされ、そこで変更、保存、共有ができると案内しています。画像を撮っただけで保存場所を決めていない場合は、通知を閉じて終わらせず、保存ボタンまで確認してください。

保存名は エラー.png だけより、2026-09-01_プリンター設定エラー.png のように日付と内容を入れると後から見つけやすくなります。ただし、ファイル名にも人名や会員番号などを書かない方が安心です。

Windows + PrtScn で画面全体を一度に保存する方法もあります。Windowsのショートカット一覧では、「ピクチャ」内の「スクリーンショット」フォルダーへ保存されると説明されています。画面全体が必要なときには便利ですが、初心者の最初の一歩としては、余計な情報を入れにくい範囲切り取りをおすすめします。

印を付けるなら、元の文字を隠さない

エラー番号を目立たせようとして、太いペンで文字の上をなぞると、かえって読めなくなります😅

囲み線や矢印は、対象の少し外側へ置きます。大事な文字列はそのまま残し、見る場所だけを示す。装飾より「相手が読めるか」を優先すると、画像がぐっと役に立ちます。

🎥 画面録画は Windows + Shift + R

「このボタンを押すと一瞬だけ表示が変わる」「同じ場所を何度も行き来してしまう」。そんな場面は、静止画一枚では説明しにくいものです。

Microsoft公式の案内では、Windows + Shift + R で動画の切り取り画面を開き、範囲を選んで開始し、終わったら停止する流れが示されています。

  1. 録画したいアプリだけを開き、不要なウィンドウを閉じます。
  2. 通知が出ない状態にし、デスクトップやタスクバーのファイル名も確認します。
  3. Windows + Shift + R を押します。
  4. 録画する長方形の範囲を選びます。
  5. 「開始」を押し、見せたい操作だけをゆっくり行います。
  6. 「停止」を押し、最初から最後まで再生して確認します。
  7. 問題がなければ保存します。

日本語版のWindowsショートカット一覧では、録画は既定で「ビデオ」フォルダー内の「スクリーンレコーディング」へMP4ファイルとして自動保存されると案内されています。保存後は、エクスプローラーからそのフォルダーを開き、目的のファイルかを確認します。

長い説明を一発で完璧に撮ろうとすると、途中で別の画面が出たり、言い直したくなったりします。まずは10〜20秒程度で、一つの操作だけ。短く分ける方が、撮る側も見る側も楽です😊

録画後は、そのまま保存するほか、切り取りツールからClipchampで編集する選択肢もMicrosoft公式にあります。ただ、最初から編集まで覚えなくて構いません。不要な情報が入っていない短い録画を一つ保存できれば、練習としては十分です。

送る前に見る「5つの写り込み」

画面の切り取りは、スマートフォンで撮るより文字がくっきりします。だからこそ、見せるつもりのなかった情報まで、はっきり読めてしまいます。

保存した画像や動画は、送信ボタンを押す前に次を確認してください。

  1. 通知:メール、チャット、予定の通知が出ていないか
  2. 名前と連絡先:氏名、メールアドレス、電話番号がないか
  3. タブと履歴:ブラウザーのタブ名、検索語、ブックマークが写っていないか
  4. ファイル名:デスクトップやタスクバーに顧客名、学校名、案件名がないか
  5. 認証情報:ID、パスワード、QRコード、確認コードがないか

画像ならトリミングで不要部分を外せます。ただし、黒い線を上から描いただけでは、安全に消せたと決めつけないでください。共有用の画像を作るなら、必要な範囲だけを撮り直す方が分かりやすく、間違いも減らせます。

動画は途中の一瞬にも情報が入ります。最初の画面だけで合格にせず、必ず最後まで再生します。問題があれば無理に編集で隠そうとせず、不要なウィンドウを閉じて撮り直す。少し面倒ですが、この一手間の方が確実です。🤔

オンライン会議や他人とのやり取りを録画するときは、画面に相手の顔・声・資料が含まれる場合があります。切り取りツールに録画ボタンがあることと、相手に断らず記録・共有してよいことは別です。必要なら事前に相手へ確認し、用途と共有先を決めてから行います。

画像と録画、どちらを使うか迷ったら

次のように考えると選びやすくなります。

伝えたいこと 向いている方法 理由
エラー番号や警告文 画像 文字を止めた状態で読める
設定画面の場所 画像 囲みや印を付けやすい
ボタンを押す順番 短い録画 操作の前後関係が分かる
一瞬だけ起きる表示の変化 短い録画 動きそのものを残せる
個人情報が多い業務画面 まず文章で相談 撮影・共有を避けた方が安全な場合がある

最後の行は、少し慎重すぎるように見えるかもしれません。でも、画面を見せなくても「どの操作で、どんな文言が出たか」を文章で伝えれば解決できることもあります。撮れるから撮るのではなく、相手が判断するために必要な情報だけ渡すのが目的です。

まずは一枚、練習用の設定画面を残してみる

今日の練習は、録画まで一気に進めなくて大丈夫です。

  1. 個人情報のないWindows設定画面を開く
  2. Windows + Shift + S を押す
  3. 四角形で一部分だけ切り取る
  4. 保存して、もう一度自分で開く
  5. 関係のない情報が写っていないか確認する

ここまでできたら、次に10秒だけ画面録画を試します。画像と動画を一度ずつ保存すると、「止まった情報」と「動く情報」の違いが体で分かります。キーを暗記するより、この小さな成功の方が残ります。

Windowsには、以前から操作手順を記録する「ステップ記録ツール」もありましたが、Microsoftは廃止予定として、切り取りツールなどを代替として案内しています。Microsoft公式の廃止案内でも、切り取りツールの画面録画がWindows 11に組み込まれた代替手段として挙げられています。古い解説を見て画面が違うと感じたら、今は切り取りツールから探す方が迷いにくいでしょう。

SCROOMでは、パソコンの基本操作を「分かったつもり」で終わらせず、実際の画面で一つずつ確かめます。スクリーンショットが保存できない、録画ファイルが見つからない、送る前の確認が不安。そんなところからでも大丈夫です。無料体験や個別相談では、個人情報のない練習画面を使って一緒に試せます。