「パソコンが前より遅い気がする」「クリックしても、なかなか画面が変わらない」――そんな時は、壊れたのではないかと心配になりますよね💦

でも、すぐに買い替えを考えたり、難しい設定を触ったりする必要はありません。まずは安全で簡単な三つのことから確認してみましょう。普段の使い方を少し整えるだけで、動きが軽くなることもあります。

1.まずは一度、再起動してみる

いちばん最初に試したいのは「再起動」です。パソコンを何日もつけたままにしていると、見えないところで一時的な作業が残り、動きが重くなることがあります。

画面を閉じるだけではなく、スタートメニューから「電源」→「再起動」を選びましょう。再起動の途中で電源ボタンを長押ししたり、コンセントを抜いたりする必要はありません。画面の案内に従って、自然に立ち上がるのを待てば大丈夫です。

再起動をした後に動きが戻ったなら、故障ではなく、パソコンが少し休憩を必要としていただけかもしれません。週に一度くらい再起動する習慣をつけると、調子を保ちやすくなります。

2.開きっぱなしの画面を減らす

インターネットを見る時、画面上部にたくさんの小さな「タブ」が並んでいませんか? 調べ物をした後も画面を閉じずに残していると、それだけパソコンの仕事が増えていきます。

今使っていないホームページ、見終わった動画、終わった検索画面は、右上の「×」で閉じてみましょう。WordやExcel、写真の画面なども同じです。必要な内容は、閉じる前に保存できているかだけ確認してください。

「後で見たいから閉じられない」という時は、URLをメモしたり、お気に入りに登録したりすると安心です。画面をたくさん開き続けるより、必要なものだけを残す方が、見失いにくくなります😊

3.保存容量がいっぱいになっていないか確認する

パソコンの中には、写真、動画、ダウンロードした資料、更新ファイルなどが保存されています。収納場所がいっぱいに近づくと、新しい作業をする余裕が減り、動作が遅く感じる原因の一つになります。

Windowsでは「設定」から「システム」→「ストレージ」を開くと、どのくらい空きがあるかを確認できます。難しそうに見える場合は、まず「ダウンロード」フォルダに、もう必要のない大きな動画や同じファイルが残っていないかを見るだけでも十分です。

大切な写真や書類は、よく分からないまま削除しないでください。削除する前に、USBメモリーやクラウドに移す方法を確認したり、教室で相談したりしましょう。「空きを増やさなければ」と焦って、必要なデータまで消してしまう方が困ります。

それでも遅い時は、何をした時に遅いかをメモ

再起動しても変わらない場合は、「インターネットだけ遅いのか」「Wordを開く時に遅いのか」「起動してすぐから遅いのか」を見てみましょう。困る場面が分かると、原因を探しやすくなります。

例えば、インターネットのページだけが開きにくい時は、パソコン本体ではなくWi-Fiの状態が関係していることもあります。一方で、パソコンをつけてからずっと遅い時は、保存容量や起動時の設定を確認する必要があるかもしれません。

焦って見慣れない「高速化ソフト」を入れたり、突然表示された広告の指示に従ったりするのはおすすめしません。無料をうたうソフトの中には、かえって余計な通知や負担を増やすものもあります。まずは今回の三つを試し、それでも困る時は信頼できる人に画面を見せて相談しましょう。

小さな困りごとこそ、聞いて大丈夫です

SCROOMでは、パソコンが遅い、写真の保存先が分からない、メールの画面が見つからないといった日常の困りごとも、一人ひとりの画面を見ながら確認しています。

「こんなことを聞いていいのかな」と遠慮する必要はありません。基本を自分のペースで覚えると、パソコンはぐっと使いやすくなります。パソコンの基礎から学びたい方は、大人向けパソコンコースシニア向けコースもご覧ください。

「遅い」と感じる前にできる小さな習慣

パソコンの動きは、毎日の使い方でも変わります。たとえば、ダウンロードしたファイルを必要なものだけに整理する、使い終わったUSBメモリーは作業が終わってから取り外す、更新の案内が出た時は時間に余裕のある時に実行する、といった小さな習慣です。

特に写真や動画は、気づかないうちに容量を使います。スマートフォンから取り込んだ写真、LINEやメールから保存した画像、旅行中に撮影した動画などは、同じようなものが何枚も入っていることがあります。削除するか迷う時は、まず日付ごとのフォルダに分けて見直すだけでも構いません。整理は一度に全部終わらせようとせず、少しずつ進める方が安心です。

また、パソコンの画面に「更新しますか」という案内が出ても、作業の途中で慌てて押す必要はありません。保存してから、時間が取れる時に更新すれば大丈夫です。更新中は電源を切らず、終わるまで待つことだけ覚えておきましょう。こうした基本を知っておくと、突然の案内にも落ち着いて対応できます。

やらない方がよいこともあります

動きが遅い時に、検索で出てきた見慣れないソフトをすぐ入れるのは避けましょう。「今すぐ修復」「不要なファイルを一括削除」といった強い言葉で不安をあおる広告もあります。何をするソフトか分からないまま入れてしまうと、広告が増えたり、パソコンの設定が変わったりすることがあります。

同じ理由で、表示された警告画面に電話番号が出ていても、すぐに電話をかけないでください。パソコンの不具合を装って、操作や支払いを求める詐欺もあります。まず画面を閉じられるかを確認し、閉じられない場合は電源を切る前に、画面の写真を撮って信頼できる人へ相談すると安心です。

パソコンは便利な道具ですが、分からない時に急いで答えを出さないことも大切です。再起動、画面の整理、保存容量の確認という三つを先に試し、それでも改善しなければ状況をメモして相談する。この順番を覚えておけば、必要以上に不安にならずにすみます。

相談する時に伝えると分かりやすいこと

教室や家族に相談する時は、「パソコンが遅いです」だけでなく、いつから遅くなったか、どの画面を開いた時に遅いか、表示されているメッセージがあるか、再起動を試したかを伝えると、状況が分かりやすくなります。

メッセージが出ている時は、スマートフォンで画面を撮影しておくのも一つの方法です。ただし、メールアドレスやパスワード、住所など大切な情報が映っている場合は、他の人へ送る前に隠すようにしましょう。相談のために写真を残しておけば、同じ画面をもう一度出そうとして操作を繰り返す必要がありません。

また、パソコンが遅い原因は一つとは限りません。Wi-Fiの電波が弱い日、Windowsの更新直後、写真をたくさん取り込んだ後など、いくつかのことが重なっている場合もあります。だからこそ「これを一回やれば必ず直る」と考えず、できることを一つずつ確認するのがおすすめです。

パソコンを長く安心して使うためには、困った時に相談できる場所を持っておくことも大切です。操作の手順だけでなく、どこまで自分で進めてよいか、何を確認すればよいかが分かると、毎日の不安はぐっと減ります。