AIを使うとき、最初から上手な指示文を書こうとしなくて大丈夫です。思いついたことを話してメモにし、そのあと短く整理してもらう。この順番なら、普段パソコンを仕事で使っている人ほど取り入れやすい方法です。
OpenAIは2026年7月、ChatGPT Voiceの新しい体験を案内しました。声で話しかけながら文章も同時に確認でき、会話の途中で言い直したり、話題を変えたりしやすくなっています。SCROOMでも「何から入力したらいいか分からない」という方には、まず声で考えを出してみる方法をおすすめしています。
文章が苦手なのではなく、最初の一文が重い
仕事の連絡、会議のメモ、頼まれた作業の整理。内容は頭にあるのに、いざ文章にしようとすると手が止まることがあります。これは文章力の問題というより、考えることと入力することを同時にしなければならないからです。
そんなときは、完成した文章を一気に作ろうとせず、まず口頭で材料を出します。たとえば「今日の打ち合わせでは、見積もりの確認と来週の作業予定を決めた。先方に確認したいことは二つあって、納期と写真の用意について。これをメールの下書きにしたい」と話してみます。ここまで話せれば十分です。ChatGPTには続けて「やわらかいメール文にして」「箇条書きのメモにもして」と頼めます。
音声で始めると便利な3つの場面
会議や電話のあと
記憶が新しいうちに、決まったこと・確認が必要なこと・次にやることを声で残します。あとで「決定事項」「担当」「期限」に分けてもらえば、ただのメモが次の行動に変わります。
メールの下書き
長いメールをキーボードで打ち始める前に、「誰に、何を、どんな温度感で伝えたいか」を話します。AIは送信係ではありません。言い回しのたたき台を作る係として使い、最後は必ず自分で読んで直すのが安心です。
思いつきを逃したくないとき
移動の前、授業の合間、家事の途中。すぐにパソコンへ向かえない場面でも、思いつきを短く残せます。あとから「今日のアイデアを三つに分類して」と整理すれば、メモが埋もれにくくなります。
うまく使うコツは「話す→確認する→直す」
音声入力は、話した内容がそのまま正しい文章になる魔法ではありません。固有名詞、数字、金額、日時は聞き間違いが起きることがあります。だからこそ、まず自分の言葉で話す、画面に出た文字を読む、大事な部分だけ自分で直して使う、という順番が大切です。
この「確認してから使う」習慣は、音声入力だけでなく、AI全体を安心して使うための基本です。お客様の個人情報、住所、口座情報、社内だけの資料などは、そのまま入力しないようにしましょう。
まずは30秒のメモから。おすすめの頼み方
最初に試すときは、長い会話をしなくても大丈夫です。仕事が終わった直後に、次のどれか一つだけを口に出してみてください。
- 「今日やったことを、明日の自分が分かるように三行でまとめて」
- 「この内容を、相手に失礼のない確認メールの下書きにして」
- 「やることを、今日中・今週中・確認待ちに分けて」
- 「このメモの抜けていそうな確認事項を教えて」
ここで大事なのは、AIの答えをそのまま採用しないことです。自分の言葉で出した材料を、読みやすい順番に並べてもらう。まずはその程度の役割から始める方が、失敗しても直しやすく、使いどころも見つかります。
会話の途中で「あ、違う」と思ったら、遠慮なく言い直せます。音声なら、キーボードで文章を消して書き直すより気が楽だと感じる方も多いはずです。だからこそ、アイデア出しや下書きのように、最初から正解が一つに決まらない仕事と相性がいいのです。
「便利そう」で終わらせないために
新しいAI機能を見ると、すごそうだなと思う反面、自分の仕事では使わないかもしれない、と感じることがあります。これは自然な反応です。実際、毎日の仕事で本当に時間がかかっているのは、派手な資料づくりより、連絡内容を整理する、頼まれごとを忘れないようにする、次に何をするかを決める、といった小さな作業だったりします。
音声入力は、その小さな作業の入口を軽くできます。ただし、聞き間違いもありますし、AIは事情を全部知っているわけではありません。重要なメールや数字を扱うときは、送信前に自分で確認すること。これを守れば、AIを怖がりすぎず、任せすぎず、ちょうどよい距離で使えます。
SCROOMでは、アプリの画面だけを見て終わるのではなく、実際の作業に合わせて「この場面なら使える」「これは自分で確認する」を一緒に整理します。AIを使ってみたいけれど、何を話せばいいのか分からない。そんなところからでも大丈夫です。
失敗しやすい使い方も、最初に知っておく
音声で話すときに、いきなり長い指示を一度に伝えようとすると、あとから自分でも確認しにくくなります。「誰に送るか」「何を伝えるか」「いつまでに必要か」を一つずつ話し、画面で区切って確認する方が安全です。周囲に人がいる場所では、相手の名前や連絡先を声に出さない配慮も必要です。
また、音声機能を使えるかどうかは、利用している端末・アプリの版・契約内容・地域などで変わることがあります。画面に同じボタンがない場合でも、使えないと決めつけず、まずは文字入力のChatGPTで同じ整理を試してみましょう。大切なのは音声機能そのものではなく、「頭の中にある材料を出し、確認し、次の行動に変える」流れを持つことです。
小さく試して、自分の仕事で役立つ形だけを残す。その積み重ねが、AIを無理なく味方にする近道です。
SCROOMでは、あなたの実際の作業で試せます
AIは機能を覚えるだけでは、なかなか仕事に結びつきません。普段送っているメール、作っている案内文、会議のメモなどを題材にして、「自分の仕事ならどこに使えるか」を一緒に考える方が早いことが多いです😊
音声でメモを残すところから始めても大丈夫です。パソコンが苦手な方も、AIに任せきりにせず、確認しながら使える形をSCROOMで一緒に試してみませんか。
出典:OpenAI ChatGPT Release Notes(2026年7月8日、ChatGPT Voiceの新しい体験に関する案内)
